1. TOP
  2. 大川矯正歯科クリニック Blog
  3. 犬歯萌出による歯根吸収

カテゴリー

最新の記事

2024.04.20
下顎7は外れやすい
2024.04.19
器具機材をいただく
2024.04.17
下顎フィックスドリテーナーが付けにくい
2024.04.16
レントゲンで知るブラケット位置
2024.04.15
夏休み手術が迫っている

アーカイブ

カレンダー

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
RSSで受け取る
  • ご予約・お問い合わせ ご予約・お問い合わせはこちら 当院は、完全予約制です お電話でのご予約・お問い合わせ 055-922-3338 診療時間(木・日・祭日休診) AM10:00~PM6:30

診療日カレンダー

診療は予約制となります。夕方・土曜日は予約の希望が多いため、早めの連絡をお願いします。
2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
2024年5月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
  • 休診日
  • 臨時休診日
    • クリニック紹介 院長の紹介他、アクセス情報も記載しています。
    • 矯正料金 各症例ごとの矯正料金の目安をご覧いただけます。
  • モバイルサイト QRコードを読み取ることで、簡単にアクセスできます。
  • 日本臨床 矯正歯科医会

2021年4月30日の記事

犬歯萌出による歯根吸収2021/04/30

女子中学生の矯正相談があった。

口腔内写真を撮影しようと口腔内を見ると右上中切歯がはえていない。

その部に僅かに見える歯は尖っているように見える。

問診していくとその部分の歯はぐらぐらしている歯を抜いたという。

それは乳歯のことかなと思いながら、矯正治療の話しを進めていった。

それでもレントゲン写真を見ないとそれ以上の話しはできない。

レントゲン写真を撮って、説明すると診断になってしまう、などと考え込んだ。

でももう少し矯正相談時の説明を詳しくしたかった。

結局、パノラマX線写真撮影をした。

右上中切歯部に出てきたのは右上犬歯だった。

おそらく近心傾斜して萌出した犬歯が、中切歯を完全に歯根を吸収して乳歯のように脱落させてしまったのだろう。

それでは側切歯はとその遠心側をみると、乳犬歯と並んで側切歯の矮小歯だろうと思われる歯があった。

その矮小歯は乳犬歯より小さい位なので、歯根吸収を免れられたのかもしれない。

それにしても、犬歯の近心傾斜萌出が側切歯や中切歯の歯根吸収を起こすのはいままでに何度も見ている。

でも、中切歯が脱落してしまった結果まで見たのは初めてだった。

さらに左側も側切歯には吸収像がみられ、中切歯も歯根が短そうだ。

相談後、検査の予約をとっていったので、資料に基づき診断、治療方針を立てなければならない。

難しいが、他の専門医にも相談しながら方針を決定していくつもりだ。

そのことから歯の交換期(混合歯列期)にパノラマX線写真を定期的に撮影したいほうが良いのではと思った。

矯正相談

 

 

ブログ2021年4月|19:39:48

このページのトップへ