先月、マルチブラケット装置をはずして、今日、リテーナーの観察、調整に来院された患者を診た。
その患者の主訴は叢生でした。
混合歯列期で歯列の拡大を行い、永久歯列になり再診断した。
十分に非抜歯で並ぶが、口元の美しさと機能(口元が出ていなくて閉じやすい)を重視して抜歯することにした。
通常のように第1小臼歯4本を抜歯して装置を装着して1年8か月で動的治療を終了した。
写真を撮り、初診時と見比べると、歯列咬合はもちろん、口元の美しさ、機能も十分に改善できた。
結果を評価すると矯正治療は、ただ歯が並べばよいものではないと考える。
総合的な判断で抜歯する治療方針がよいケースも多々ある。