2006年に10歳で相談に来た女の子だが永久歯の上顎が6本、下顎が4本足りないことが、パノラマレントゲン写真により分かった。
まだ乳歯が残存していたため、乳歯にブラケットを着けたりしながら、見た目が悪くない程度の歯の隙間の調整を行った。
そしてその歯に相当する隙間に人工の歯を仮に接着しておいた。
その後、半年に1度程度の定期観察をしてきた。乳歯はまだ残っているものの年齢が14歳となり、顎の成長も終わりに近づいてきていると考えて、今日、再検査を行った。
接着での仮の歯は比較的長持ちして現在まで見た目のよさを保つには役立ってくれた。前歯部が開咬でもあり、治療が難しそうだがやりがいのあるケースだ。