
正月気分もあけて、新年の態勢も軌道にのる時期かと思われます。
季節は一番寒い日々が続く1ヶ月となります。節分、立春が待ち遠しく感じます。
今年も引き続きコロナウイルス対策として、
・待合室の椅子は間隔をあけて座っていただく
・来院の際はアルコール消毒にご協力いただく
・待合室の雑誌の撤去
・受付、診断コーナーに透明のシートを設置
・待合室、診療室の窓ドアの開放、換気
・診療前に消毒液でガラガラうがいをしていただく
・フェイスシールドの装着
・全ユニットに口腔外バキュームの設置
などを行って参ります。
新年となり気分も刷新したためでしょうか、電話やメールでの矯正相談が増えてきています。
思い立ったらお電話、メールをしてみてください。悩みが解決するかも知れませんよ。
厚労省「医療広告ガイドライン」限定解除に沿った表記内容となっております。
口唇閉鎖値は日本矯正歯科学会第61,64,66回大会での発表に基づき考案しました。
①主訴: 見た目のガタつき、うまくかみきれない。
②診断名あるいは主な症状: 叢生 開咬
③年齢: 初診時19歳 保定開始時20歳
④治療に用いた主な装置: マルチブラケット装置 アンカースクリュー
⑤抜歯部位: 上顎両側第一小臼歯 下顎両側第二小臼歯
⑥治療期間: 約1年4ヵ月
⑦治療費(初診から保定開始まで 検査・診断、装置加算含む): 総額60万円台後半(税込)
⑧リスク副作用 : 【痛み】最初だけ。ほぼ痛くなかった。たまに装置を変えてから2~3日は痛んだが想像していたほどではなかった。
『手術後の再治療』 2021/1/15
40代女性の再治療を開始した。
約十年前に厳しい開咬で矯正相談に来院された。
パノラマX線写真では両側の関節頭が吸収されて変形している。
それでも顎関節として機能はしている。
手術併用の矯正治療を行って、ほぼ良好な咬合を得た。
保定観察をしていると少しずつ前歯部が開いてくる。
口腔外科でも観察し関節頭の吸収が続いているという。
それから5年ほど、口腔外科より吸収が安定してきたとの報告を受けた。
それは初診に近い開咬状態で手術後の良好な咬合は安定しないことにがっかりした。
患者さんは再手術は避けたい意向なので矯正治療のみで考えた。
開咬の治療は前歯の挺出か臼歯の圧下で治療する。
臼歯の圧下をする固定源にアンカースクリューの適用がよく行われる。
それも考えたが、それさえ望んでいないようなのでマルチブラケットのみで対応することにした。
現状では上下顎の第2大臼歯の遠心部しか咬んでいない。
下顎の両側第2大臼歯が挺出している。これを圧下するメカニズムでの治療を考えている。
この方針で短期間での改善できることを期待している。