
学園通りを通る学生の姿も、真夏を思わせる様相になってきました。
最近は梅雨明けとなり暑くなってきました。
これから本格的な夏がやってきます。熱中症に気をつけて元気に過ごしましょう。
コロナ禍も感染者数が減り落ち着いてきたでしょうか。
それでも当院では引き続きコロナウイルス対策として、
・待合室の椅子は間隔をあけて座っていただく
・来院の際はアルコール消毒にご協力いただく
・待合室の雑誌の撤去
・受付、診断コーナーに透明のシートを設置
・待合室、診療室の窓ドアの開放、換気
・診療前に消毒液でガラガラうがいをしていただく
・全ユニットに口腔外バキュームの設置
などを行って参ります。
夏休みは矯正治療の相談をするチャンスです。日頃、予約が取りにくい夕方や土曜日でなく、午前中に相談予約を取ったらいかがでしょうか。
それでも夏休みは相談が増えて、希望に沿えないことがあります。お早めにお電話いただけると相談後、夏休み中に治療が開始できるかも知れません。
矯正治療は2年ほどかかります。特に高校生は進路と合せて考えていきましょう。
厚労省「医療広告ガイドライン」限定解除に沿った表記内容となっております。
口唇閉鎖値は日本矯正歯科学会第61,64,66回大会での発表に基づき考案しました。
①主訴: かみ合わせ。
②診断名あるいは主な症状: 開咬 顎変形症
③年齢: 初診時35歳 保定開始時37歳
④治療に用いた主な装置: マルチブラケット装置
⑤抜歯部位: なし
⑥治療期間: 約2年0ヵ月
⑦治療費(初診から保定開始まで 検査・診断、装置加算含む): 総額20万円台前半(税込)
⑧リスク副作用 : 【痛み】最初だけ。治療後3日くらい。【歯磨き】少し大変。みがけているのかよくわからなかった。
『バイトを挙げる』
バイトが深いことを主訴として相談に来ることは少ない。
2年ほど前に混合歯列期の終わりの時期に下顎前歯がまったく見えない小学生が相談に来た。
バイトが深いことは問題があることは分かっているが主訴がはっきりしないので積極的には治療は勧めなかった。
しかし、患者さん、保護者は治療を望んだので始めることとなった。
乳歯が1本残っていたため混合歯列期としてバイトプレートを半年程度使ってみた。
全くバイトが挙らない。そこで永久歯列となりマルチブラケットの治療を開始した。
当然、スピー湾曲は強いのだが治すために下顎にブラケットを付けることはできない。
まず上顎前歯を唇側傾斜させ、やっと下顎前歯にブラケットを付けることができた。
ユーティリティアーチを曲げ少しずつバイトを挙げていった、
それでも下顎の前歯の叢生が簡単に改善できなかった。
上顎も犬歯と側切歯にかなりステップをつけてバイトを上げていった。
最近では小臼歯にもはえてきた第2大臼歯にもブラケット、チューブがつけられれた。
そして今日診るとかなりバイトが挙っていた。
一時期オーバージェットも大きくなり抜歯も考えたりしたこともあった。
しかし今の状態ではもう少しで非抜歯で仕上げられそうな見通しが立った。
バイト挙上はけっこう難しいがこのケースはなんとかなった。