毎日の診療で気付いたこと

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治療のゴールの決定は患者さん?

午前中に25歳男性が来院した。

その患者さんはマルチブラケットでの治療が1年半に近づいてくる。

そろそろ終わりが近づいている話しましたが、今日装置をはずすなどとは言っていない。

しかし、その患者さんは今日、装置をはずすつもりできていたようだった。

診てみると、まだ少し隙間は残り、咬みあわせももう少し調整する必要がありそうだった。

それでもあまりにもはずしたいようなので今日の治療を最後に、次回はずしましょうと提案しワイヤー交換をした。

帰りに受付でその次回がなかなか決まらなかった。

そこで次の予約は電話連絡ということで帰っていただいた。

そしたら、どうしても今日中はずしてほしいとの連絡があった。

そこまで言われたら、最終的な決定は患者さんにあると考えているので、午後も忙しい土曜日だが装置撤去のために来ていただくことにした。

そして午前に調製したばかりのワイヤーを含めて午後に撤去した。

この状態でクリアリテーナー作ってよいものかとも考えた。

しかし最初の状態はかなり厳しい叢生があったり上顎前突であったりしたので、不十分な歯列咬合状態だがリテーナーを作製した。

もうちゃんと仕上げられなくて残念という思いと、この状態で満足したから患者さんははずせと言った、だからそれで良いと言う思いが交錯している。

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