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中学1年生の顎変形症相談

中学1年生の女子が父親に連れられて、矯正相談に来院した。

口腔内写真を取る前に顔つきを見ると顎変形症が疑われた。

口腔内はかなり厳しい叢生がある反対咬合だった。

叢生は厳しいがまだ乳歯も5本残っている状態である。

一般歯科から顎変形症を担当できる矯正歯科医を紹介された内の一件だった。

女の子は早く治療を受けたいようで、中学2年生の手術と聞かされていたようだ。

しかし、私が知っている限りでは女子の場合、高校2年生の夏休みの手術が一番早いようだ。

そうだとすると、高校に入り、すぐに術前矯正ということになる。

だから中学生時代には積極的にすることはないということになる。

吹奏楽の話や受験の話が出たが、中学時代はそれらをやることが良さそうだ。

高校になり手術を含む矯正治療をを行うことになる。

この時期に、何もしないといっても、残存乳歯の下の後続永久歯がどうなっているのか知っておく必要はあると考えた。

そこでパノラマレントゲン写真を撮影した。

結果はすべての歯は問題なく存在して交換の時期も近かった。

手術のうける意思ははっきりしているようなので、中学の時期は半年から1年のリコールで高校入学前に顎変形症としての検査診断を行うこととした。

矯正相談

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