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1年2カ月の資料採得

3年ほど前よりマルチブラケット開始から1年2か月程度経った時に簡単な資料採ってその後の治療を検討している。

今日は13歳の男子中学生の1年2か月の資料採得行った。

とてもひどかった上顎前突や叢生がほとんど改善し、抜歯スペースもほぼ閉鎖している。

パノラマx線写真からは歯根吸収や歯根の平行性を確認する。

歯根の平行性が少し悪いかった2カ所のブラケットの位置変更を行った。

石膏模型からは大臼歯の咬合関係や特に舌側から臼歯が咬んでいるかどうか確かめることができる。

それらには問題はなかった。

その後パソコンに評価項目を入力していく。

大雑把に入力していくだけだが、それにより今後何をしていかなければならないのか意識を高めるためにいく。

この患者さんのように1年2か月でほぼ仕上がりに近い状態になっていると安心する。

しかし、まだまだ進行状態が悪い評価になると、これからどのようにしていこうかと考えを練る。

今日のような世代(13才男子)の矯正治療の進行は非常に早い。

近頃は大人ばかりが多くて1年2ヶ月での評価ががっかりするほど治療の進行が遅い。

大人は治療期間がかかるものだったという認識になってしまえばいいのだろうが、なかなかそれにもなれずに、あせってしまう。

1年2カ月の評価時に安心できるように、その前にしっかりと治療計画に従って勧めていかなければならないと考えている。

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