毎日の診療で気付いたこと

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新患の相談は2人とも顎変形症

今日、初診の矯正相談が2件あった。

午前中の1件は中学3年生女子、主訴と一般歯科の先生からの紹介状では左上中切歯の異所萌出だった。

しかし、口腔内写真撮影時に右側がクロスバイトになっていて下顎が右偏していることが分かった。

主訴にないことなので、そのあたりのことを徐々に聞き出していった。

そうしたら、母親も本人も気がついてはいたようだが今回の相談には入っていなかった。

しかし、矯正専門医として、そのことを指摘しないわけにはいかない。

そして、顎変形症の説明をした。

その説明の中の料金だが、現在中学3年生、高校入学決定の春休みで検査診断、治療は入学後、手術は2年夏休み、高校中に術後矯正も終わってしまうだろう。

そうすると沼津市では自己負担が0円となる。

手術を勧めるわけではないが、知っていれば重要な選択肢となる。

決定は高校入学試験後となるだろう。

もう1件は23歳女性、一見叢生かと思って口腔内写真を撮り始めた。

やはり下顎が右側に偏位している、上顎も同様に見えた。

しかし、臼歯部咬合は一見しっかりと咬んでいる。

しかし下顎右側臼歯はかなり舌側に倒れている。

前歯部も傾斜している。矯正治療の経験はないというが、まるで顎のゆがみを矯正治療のみで何とか咬ませたようにも見えた。

こちらは顎変形症のこともある程度ネットで調べていて私のブログも読んでいるようだった。

こちらにも顎のゆがみは矯正治療だけでは治らないことを伝え、顎変形症の説明を行った。

今年は顎変形症が増えるかもしれない。ドルフィンが活躍しそうだ。

矯正相談

 

 

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