毎日の診療で気付いたこと

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二人の矯正相談

今日は二人の矯正相談があった。

夏休みのまっただ中なのに二人とも学生ではなく大人だった。

一人は40代女性でタイで1年半治療してきたという。

持ってきた資料は初診時の石膏を注いだだけの模型のみ。

診てみるとレベリングは終えているが上顎は犬歯の移動がある程度進んでいる。

下顎は第二小臼歯抜歯だが第一小臼歯は抜歯部の中間くらいにある。

まさにマルチブラケット治療の半分まで言っていない段階だろうか。

料金の返金は特になかったようだ。

矯正医会の転医ルールは知っていて、それに則りたいが、続きを行うという気になれない。

一応料金は最初から治療の話をして、多少配慮する程度の説明しかできなかった。

当クリニックで治療するかどうかは分からないが、タイで安易に矯正治療を始めてしまった結果と思う。

もう一ケースは30代男性、骨格性の反対咬合で上顎前歯部に重度の叢生がある。

話を聞くと外科併用の矯正は望んでいないようだった。

そうなると上顎の拡大では解決がつきそうもないので抜歯ケースとなる。

当然下顎も抜くことになる。けっこう難しい説明をした。

最初の会話から外科の説明は一切しなかったが、最後になって外科の説明を求められた。

一応、説明はしたが、外科はそれを強く望んでいないと上手くいかないような気がする。

特に男性は問題が多いと思う。

矯正相談

 

 

 

 

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