毎日の診療で気付いたこと

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治療開始時期

今日の矯正相談は17歳高校2年生女子。

症状は前歯部叢生で抜歯ケースになるかも知れないが特別に難しいとも思わなかった。

しかし、治療の時期が問題となる。

高校生活はあと1年3ヶ月ほど、この期間では矯正の動的治療を終えることはできない。

相談者は進学校のため大学の進学を考えている。

おそらく住まいを換えることになる。

その際、残りの治療期間を月1度通うことができるかどうかと言うことになる。

東京程度の距離だと可能だがそれ以上離れると難しくなる。

それならば大学に入学してからではどうかというと、今度は2年生位で外国留学を考えているという。

この状況では1カ所の医院で継続して治療を受けることはできない。

日本臨床矯正歯科医会では転医はいつでもどこへでも自由にできることを基本にしているようだ。

だからといって転医を前提に引き受けるのは気になる。

できる限りスムーズな転医ができるように、治療の流れや料金を考慮しても、やはり1カ所で治療を継続した方が良いと思う。

このケースの場合はすぐに引き受けて高校中でできるだけ進めておくのが良いのかなと思っている。

矯正相談

 

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