毎日の診療で気付いたこと

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患者が歯科医になり紹介

当院に11年ほど前に来院した、歯学部の学生がいた。

その人は顎変形症の手術が必要であった。当時は健康保険でできるようになり始めて間もない時期だった。

当院で矯正治療を、そして横浜の病院で手術を済ませて、術後矯正を行ったが、保定は十分な期間の観察せずに終了した。

その後、進路のことで相談の電話があった。自分が矯正治療を受けたためか、矯正の分野に進み専門医になりたいような電話だった。

しかし矯正は研修期間が長く、また治療期間も長い。そして開業に適した立地条件も限られてくる。そのような話をしたが、その後どうなったかもよく知らなかった。

そして最近顎変形症の患者を紹介してきた。歯科医院の名前には「矯正」とは付いていないので専門ではないだろう。でも経歴から一般歯科と並行して矯正治療を行っているのだろう。

その中で顎変形症は当院のような基準を満たしたところでしかできないので患者を紹介してくれたのであろう。

歯科医が増えて、矯正も行う歯科医院もけっこうでてきている。

だからこそ専門医は難しい症例をうまく仕上げていかなければならない。

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