初診で矯正相談してもすぐに検査、治療開始になる人ばかりではない。

きょうは4年前に相談にきて再相談となった女子中学生。

4年前の相談時の口腔内写真を見ると混合歯列で上顎前歯に叢生がある。

今日見ると、全部永久歯に生え変わっていた。

上顎前歯の叢生はそのまま残っていた。

口腔内写真を撮りながらほかの問題に気付いた。

オーバージェットは大きくないが下顎が著しく後方回転している。

ハイアングルと呼ばれるマンディブラールプレーンが大きいケースだった。

とても口唇閉鎖がしにくそうでオトガイ部の緊張も厳しかった。

この場合は抜歯して治していくことになるだろう。

それを考えると混合歯列で治療せず、今、開始でよかったと思われる。

たぶん、4年前もそのような説明をしたかと思う。

矯正治療開始の時期は重要で、ただ早く始めるばかりが良いのではないと思う。

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