毎日の診療で気付いたこと
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混合歯列期の女の子の矯正相談があった。
口腔内写真を撮っていると、叢生だけでなく口唇閉鎖しずらく口元が出ている。
このケースはこの時期の歯列弓拡大は適当とは思われなかった。
連れてきたのはお父さん。理解してもらえるか少し心配だった。
そこで既に相談しているところはあるかと尋ねた。
そうしたら一般歯科で月に1度矯正医が来るところで相談したという。
そこでは一切、永久歯列での抜歯の説明はなかったようだ。
こんなケースをこの時期に拡大したら口元はどうなってしまうだろう。
いつものように矯正歯科は歯列だけでなく咬合や顔貌との調和を目指す話をした。
父親はは理解してくれたようだ。広げる事への不安をもっていたようだ。
いまでも非抜歯にこだわっての相談もあるが少なくなってきたようにも思う。
治療方針としての抜歯、外科併用への理解が進んできたように思える。