毎日の診療で気付いたこと
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夕方、バイトが深く挙上に苦労している2人が続いて来院した。
どちらも、ほとんど下顎前歯が見えない。
そして上顎前歯が舌側傾斜しているため、下顎前歯にブラケットがつけられない。
そのためまず上顎前歯を唇側傾斜させなければならない。
そしてやっと下顎にブラケットをつけても咬合で脱落ばかりする。
それでも何とか下顎にもブラケットをつけた。
上顎前歯から解放された下顎が前方に出ることを期待する。
でもどちらも下顎は期待ほど出なかった。
そこでこの状態を見て上顎の両側第一小臼歯を抜歯した。
そこで上顎はその抜歯スペースで前歯を後退させる。
バイト挙上には下顎にリバースカーブやユーティリティアーチを入れた。
だいぶ見通しはついてきたがⅡ級2類のようなケースはなかなか難しい。