毎日の診療で気付いたこと
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今日の初診の一人は7歳男子の乳歯列の反対咬合だった。
6歳臼歯は最近はえてきたというが、上下顎前歯は1本も交換していない。
乳歯の前歯はだいぶすり減っているが、動揺はしていない。
この時期で、これほどしっかりしているのはおかしい。後続永久歯がないのではないかと疑った。
レントゲンを撮ればわかるのだが、どうしましょうかと母親に相談した。
了解を得て、デンタルX線写真で下顎前歯部のみ撮影した。
結果は、しっかりと後続永久歯が写っていた。しかも両側の中切歯はかなり乳中切歯に近づいてきいている。
動揺がないのは、舌側に出てきて、乳歯根を十分に吸収していないためだろうと思われる。
そんな状態を説明した。また反対咬合については、顔つきも問題がなかったので、永久歯の前歯が生えてきた様子で、再度相談ということになった。