3/1に「顎変形症かな」でブログに書いた患者さんの診断を今日行った。
セファロ分析の結果から著しい下顎の後方回転、後退がわかった。
咬合関係を石膏の歯型でみると出っ歯の様相はセファロの値から読めるほどではない。
そのことがあの口元の突出と口唇の閉鎖不全として現れると診た。
通常の小臼歯の抜歯である程度の改善は望めるが外科併用を前回ほのめかしてあった。
そこで今日は、外科についての気持ちをたずねてみた。
そしたら、あっさりと「外科で」という返事が返ってきた。
その返事で、すぐに外科併用で、保険診療でと治療の流れをかえて進めていった。
1~2年前、外科ケースにする診断基準に悩んでいた時期があったが、
今日のことなどから患者さんも術者側も外科への敷居が低くなってきていると感じた。
昨年、当院では10ケースだったが、県の中部、西部の診療所で50ケース近く行っていると聞いたことがある。
そのようになっていくのだろうか。