10時ごろ突然母親と2人の子供が受付前に現れた。矯正治療の相談であった。
ちょうどキャンセルが出た時間帯であったのでお受けすることにした。
当クリニックへの依頼ではなく、書いてあった宛先は「矯正歯医」であった。
患者さんは救済の女の子であった。拡大床がだいぶ拡大されて口腔内に入れてあった。
依頼状を見てみると矯正歯科医からではなく一般歯科医からであった。
母親に拡大した目的を聞くと、抜歯、非抜歯の方針が決まっているわけではなく、とりあえず歯を並べるために広げたということであった。
今日の母親も矯正治療の経験があり4本の抜歯での治療が行われたという。
やはり抜歯に対する理解が深く、口元への意識も高かった。
そうなると今までのプレートでの治療を積極的に引き継ぐわけにはいかない。
だからと言ってプレートをやめたらば戻るに決まっている。
そこで現在、 寝ている時だけ使っているとの事だったのでそのまま継続とした。
それにしてもこの三日間、矯正治療における抜歯、非抜歯の問題について考えさせられた。
その話の中で矯正治療のための抜歯について患者さんにも理解が広まったのかなと感じた。