夕方6時ごろ、突然今まで見たことのないお母さんが矯正相談の予約を取りに来た。
相談対象は8歳の女の子で一緒に来ているという。
ちょうど6時の予約の患者さんが遅れていたため、初診相談をすることにした。
先日から使い始めた新しい口腔内写真用カメラで写真を撮ってみた。
条件の設定や、慣れ加わってだんだんいい写真になってきた。
その写真を見ながら相談した。
主訴は下顎前歯の軽度な叢生だが、歯科医院から 正中がずれていると指摘を受けたそうだ。
よく見ても正中がずれているとは思えない。
叢生も左下側切歯がやや内側に入っているという程度だ。
歯列の側方拡大も考えられるが、永久歯まで観察で良いとみた。
近頃の相談ではこの時期の治療をできるだけ避け、永久歯での治療を行おうとしている。
長い矯正治療をできるだけ短く仕上げようという気持ちの表れかもしれない。