毎日の診療で気付いたこと

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鋏状咬合の相談

今日の3人の新患のうち1人は33歳女性だった。

すでにメール相談で口腔内正面の写真を送ってもらっているので様子が分かる。

左側が鋏状咬合となっている。しかしよく見ないとわからないくらい、それなりによく噛んでいる。

そのことは一般歯科で指摘され、他の矯正歯科医院でも相談しているという。

そこで、だいぶひどい状況と言われているようだ。矯正歯科では手術をも考えるとも言われたようだ。

私は診るとそれほどとは思わなかった。

一般歯科で指摘されるまでは右だけで噛んでいるぐらいにしか感じていなかったようだが指摘されて以降心配なったようだ。

左肩こりもそれに関係するかのように訴えていた。

こんな状況で、その患者さんは矯正治療を積極的に受けようとしているように思えた。

しかしその横には1歳の男の子がいて、とても説明を落ち着いて聞けるような状態では無い。うちのスタッフも子守を手伝ったもののなかなかうまくいかない。

さらに次の妊娠も考えていると言う。このような状況の中で私は積極的に矯正治療勧める気にはならなかった。

たぶん私は外科なしでもその鋏状咬合を治せるとみている。

しかし形態的には鋏状咬合を治すことができたとしても、それでかみやすく感ずるかどうかはわからない。また肩こりについても同様だ。

矯正治療の負担と効果を考え合わせる時にその結論が出るのだろうが今後どうなることか。

矯正相談

 

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