今朝メール相談が届いていた。下顎の後退と口元の突出を悩んでいる相談であった。
添付されていた写真を見ると、横顔で確かにオトガイは後退していた。
しかし正面の写真では咬んでいなかったため、歯列不正は認められたが、どの程度の上顎前突かわからなかった。
しかし、その相談者は、自身では顎変形症ではないかと考えているような内容であった。
そこで早速お回答を書いた。その答えはその写真からだけでは顎変形症とまだ決められない。相談に来院されればもう少し詳しいお話ができるとした。
お返事したら早速、電話があり今日の3時からの相談となった。
その時間帯は空いていたのでゆっくりとお話しができた。
診ると下顎の後退が著しく両側臼歯部に鋏状咬合を伴う上顎前突であった。
けっこう厳しいが、これを顎変形症として扱うか矯正治療のみで行うかは迷うところだ。
そこで2つのやり方を並行してお話しした。
その説明の中で、うちのホームページの患者さんの声から何例か横顔の変化が大きい人を選び患者さんに提示した。
そうしたら、矯正治療だけで口元の変化が大きくあったことに驚いていた。自分と似ている症例も見つけ出したようだ。
帰り際には顎変形症手術と言うよりも矯正治療のみでできることへの期待を持ったように感じた。