
先日、突然装置をつけたままの29歳男性の患者さんが相談にみえた。
2年ほど前にシンガポールでマルチブラケット装置をつけ10回ほど処置してもらったそうだ。
その方が今日,初診の相談で来院された。日本語はほとんど問題なく話せるし漢字も書ける。
口の中を診ると、マルチブラケット装置が上下顎に第一大臼歯まで装着されていた。
第一小臼歯が4本抜歯されていたが、そのスペースはほとんど閉じていた。
その後の治療と保定を当クリニックで希望されている。
引き受けるにあたっての問題は上下左右の第二大臼歯に装置をつけるかどうかだった。
第二大臼歯にまで装置をつけてより、完璧な仕上げを目指すとそれは期間がかかる。
そのため費用もそれなりに請求しなければならない。
しかし患者さんが気になっているのは右下犬歯が捻転している程度のことだ。
一般的な矯正料金はシンガポールの方が日本の3分の2程度らしい。
その点を配慮してもあまり大きな額にならないようにしなくてはならないと考えた。
結局、第二大臼歯の装置装着はやめて問題点だけの解決を目指した。
低料金で、期間は半年程度を目安に毎月調整をしその後装置をはずし保定する予定とした。
以前は海外でマルチブラケットをつけて相談に来る例は、ブラジルが多かったが、最近ではいろんな国から来るようだ。