今日の矯正相談は18歳女子、大学1年生だった。母親とともに来院した。
ケースは厳しい上下顎前歯の叢生で口唇閉鎖も容易ではない。
その母親は当クリニックのホームページをよく見てきているようだった。
「患者さんの声」の治療期間のところは特に注目してみてくれていたようだ。
そして、叢生の程度がひどいのでより期間がかかると考えていたようだ。
しかし私は経験上そうは考えていない。
叢生がひどいほうが速く抜歯スペースを埋めてしまい、結果スペースクローズの期間が短縮すると考えている。
患者さんには「隙間さえあれば歯は良い位置に並びたがっている、並べなかった歯のために隙間を空けてやればすいすい並ぶ」
こんな言い方で、叢生が速く治ることを表現していいる。
実際、大人でも叢生がひどい人でも1年半もあると結構並んでしまう。
今日、装置撤去を決めた24歳の女性はけっこう叢生がひどかったが、1年7カ月であり期間は長いほうではない。
治療期間はやってみなけらばわからない要素があるが、叢生のない抜歯ケースは期間がかかり難しい。
昨日のガミーのケースも叢生がないので抜歯すると期間がかかり大変だろうと思った。