今日は24歳女性のマルチブラケット装置を治療途中で撤去した。
その理由は、その患者さんは頭痛があり脳神経外科を受診して、X線CTを撮影した。
その結果、疑わしいところがあり、さらにMRIの撮影ということになった。
そのMRIは磁気よる撮影のため金属と相容れない。
矯正装置はブラケットやバンド、ワイヤーなど金属でできているものが多い。
それは鮮明な画像が取れなくなるだけでなく、熱を持ちやけどの原因にもなるらしい。
それでは一時撤去するしかないと考えて金属部分はすべて撤去しプラスチックブラケットだけ口の中に残した。
先日の金属アレルギーといい今回のMRI撮影といい普段はあまり意識していないが矯正治療は金属を使っているということを改めて認識した。
このような状況で矯正治療は遅れ、撤去して再度使えないような装置はどのように考えたらよいのだろう。
患者さんに負担を求めることになるのだろうが、それも配慮しなければならないと考えている。
頭痛の件はなるべく早く治療してもらい早く矯正治療に戻って仕上げを急がなければならない。
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