約1ヵ月前にホームホワイトニングを開始した38歳女性が来院した。
1カ月間ホームホワイトニングを行って、白くなってきたと思う。
しかし患者さんは満足していない様子だ。
診ると歯頚部近くが黄色っぽいことと白いのだがやや灰色のような色をしている。
その辺が気になるのだろう。
薬剤によるホワイトニングには限界がある。「これ以上の白さを望むならば補綴的に行うしかないだろう」のような話もした。
しかし補綴的なことを行うのは当クリニックではできないし、また患者さんもそれは望んでいないようだった。
そこでうちでできるもう一つの手段オフィスホワイトニングを希望された。
今までにもホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用した患者さんはいる。
効果はあるだろうがどこまで白くなるかハッキリしない。
ホワイトニングは、実際に白くならなければなならないのだが、患者さんが白くなってきたという実感を持つことが満足につながる。
そのためホームホワイトニングは上顎からまたは下顎から先に行う。
それにより白さの違いがはっきりしてきた頃から反対側を始める。
この患者さんの場合には、希望により上下同時に始めてしまった。
そのことにも今回の白さに満足できない理由があるのかもしれない。
当クリニックではオフィスホワイトニングまたはホームホワイトニングを続きで行う場合には半額にしている。
今度のオフィスホワイトニング、満足できる白さが得られることを期待している。