毎日の診療で気付いたこと

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ようやく装置撤去

k初診は2006年八歳の男の子だった。上顎前突で口唇閉鎖がかなり困難な状態だった。

プレートを入れて上顎の前歯を内に入れてある程度の改善はできた。

この時期に左上犬歯が左上側切歯を吸収し左上中切歯にまで影響を及ぼしていた。

さらに右下第二小臼歯の先天欠如歯であったため難しいケースとなった。

しばらく歯根吸収の状態を観察して、安定状態を確認した後、マルチブラケット装置をつけることとなった。

その頃、高校生となり、なかなか来院できなくなった。2ヶ月、3ヶ月来ないこともあり治療は困難をきたした。

そういう状態では当然だがブラッシングもよくないしゴムかけもよくない。

それでも何とか抜歯スペースを閉鎖することができたので8月に、もう次回には終わりにしよう、装置をはずそうと言った。

それでも来院しない。2度も3度も約束の日に来ない。

やっと今日きた。

8月に診たときよりも咬合は悪くなっている。それでもしょうがない、もうはずすしかないと考えて非常に残念な思いではずした。

今までの様子からすると今後、保定でも見せてもらえそうもないだろう。

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