今日の初診相談は、9才、女子小学校3年生だった。
その患者さんは、先日、近隣の歯科医院にアルバイトに来ている矯正の先生が直接電話をかけて、依頼してくださり、紹介を受けたケースだった。
小学校3年で既に顎変形症と決められて、どの程度のものなのか心配だった。
実際に見てみると、やはり顎変形症と診断すべきでケースで矯正治療のみでは難しそうだ。
母親も同じような顔つきだった。
そこで一般的な顎変形症についての説明を行った。
女の子の場合、手術は早くて高校2年の夏休みと言われている。
矯正治療の時期を逆算すると、高校に入ってから装置をつけることになる。
だから、診断は、入学した時で良いことになる。
今、小学校3年だから、高校までには、まだだいぶ期間がある、その間どうなっているか、お互いにわからない。
だから一年に一回、検診することとした。
母親は顎変形症手術に対して不安を抱いだいていた。それを聞かれて、リスクがないわけというわけにはいかない。
だが、健康保険に適用されているということは、一般的な治療法で特殊やり方ではないと説明した。
今日の初診の扱いだが、こんな低年齢でも健康保険を適用して診療するという考えもあるようだ。
しかし今回は一般的な無料相談の中で行った。いくら早く保険適用する考え方でも、中学からではないかと思われる。
ほかに手術についての説明を求められたが、それは、口腔外科で聞いてもらうことだ。
でも顎変形症の相談の窓口になるわけだから、もう少しわかりやすい説明書などを用意した方が良いかと思った。