毎日の診療で気付いたこと

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矯正の治療費について

矯正治療の施術料については様々な決め方があると思う。

開業以来30数年、合理的な料金を決めようといろいろ考えてきた。

矯正治療は期間が長いため料金を変えると違う料金体系の患者さんが来院することになる。

やむを得ない面もあるがなるべく避けたいことだ。

開業当初、混合歯列期も永久歯列期も一括支払いの料金だった。

治療の難しさにもあまり配慮せず、ほぼ一定の料金だった。

20年ほど前から永久歯列を混合歯列の二期に分けるようになった。

それから何年かして永久歯列期を難しさと協力度合いが反映する治療期間により料金が最終的に決まる4分割方式とした。

さらに昨年、混合歯列期を5分割する方式に変えた。

そして最後に残っていた混合歯列期で治療した患者さんが、その後永久歯列期で治療した場合の分割方式を今日決定した。

これによって永久歯列も混合歯列もすべて分割の支払いとなり、治療費の支払いが容易となり、またクリニックでは負債と考えられるような金額を減らすことができた。

健康保険の料金体系は全く違ったものであるが、これが適切とも限らない。

医療費すなわち診療報酬はどういう基準できめられるのが一番良いのだろうか。

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