今日、二人目の矯正相談は38歳男性で顎のズレを主訴としてきた。
顎変形症なのかなという目で顔を見ても特に歪んでいる様子もない。
口腔内写真を撮り始めると正中一致、被蓋良好、叢生ほとんどなし、左右臼歯咬合関係はⅠ級と矯正治療のゴールとして理想的な状態であった。
しかし、矯正治療の経験はないと言っている。
口腔内写真を見ながら相談を始めたが、これだけ良い咬み合わせをしていて、何が問題なんでしょうという質問から始まった。
そしたらば、顎の開閉運動を見せてくれた。それを見ると確かに大きな顎遊走がある。
それで患者さんの主訴はこれかと理解はできた。
しかし、これはたぶん顎関節の問題で矯正歯科ではどうにもならないだろうと見た。
顎関節の相談窓口は口腔外科、しかし、口腔外科で対応してくれるのは疼痛や著しい開口障害の症状の改善程度と思われる。
顎遊走がなくなるような処置をしてもらえればよいがどんなものか。
遠くても顎関節の専門的ところで診てもらう話もしたが、そこまで行くつもりもないようなので、その話は終わった。
それで終わりかと思ったら、今度はホワイトニングを希望してきて、オフィスホワイトニングをすることになった。