今日の初診は37歳女性、口元が出ていることが気になっているようだ。
確かに、口元は出ていて唇が閉じにくい様子もわかる。
しかし上顎前突というよりは下顎も出ている上下顎前突と言った方が適当のようだ。
いつものように口腔内写真をとっていくと、口角鈎を扱う手つきが慣れている。
当クリニックに相談に来たのはネット検索だという、そこで想像したのはもう何件も巡って口腔内写真を撮るのは慣れてしまったのだろうと。
そのことを尋ねてみると、矯正相談は当クリニックがが初めてで口角鈎を扱うのが慣れていたのは昔、歯科医院に勤めていたからだという。
それでも、歯科衛生士ではなく、歯科助手として勤めていたと言っていた。
その後の口の中の説明は歯科用語を使いながら話していった。
具体的な治療の話となり、4番抜歯になる可能性が高いと説明していったら、5番が失活なので、それではいけないのか、というような話にまでなっていった。
その辺のところは診断してみないと何とも言えないし、その利点、欠点もあるだろう。
その他にその方に話した事は現在でも歯肉短縮があるのに矯正治療により今後さらなる短縮やブラックトライアングルの事など説明していった。
今後は、患者さんの決定待ちだが、施術するとすればリスクも理解した上で納得いくような形で治療を進めたいものだ。