毎日の診療で気付いたこと

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治療後のブラックトライアングル

今日の初診相談の一人は45歳男性で上下顎前歯の叢生で、反対咬合気味だった。

30年位前に矯正の相談をしてながらできなかったようで、今回はやる気満々で相談後に検査する予定までを取った。

一通りの矯正治療についての説明したが、特に料金のことなどを聞かなくてもいい、というような勢いだった。

大人の患者さんには最後にブラックトライアングルと歯根吸収の話を必ずしておく。

その説明をし終えた時、患者さんが考え込んでしまった。

説明の時に見せた写真はそれほど極端なブラックトライアングルでもないのだが。

過去にもそういう患者さんがいた20代後半の女性で、当クリニックで相談の後、他の矯正歯科医院を何件か回りその相談に行ったようだ。

しかし、明確な回答が得られず、結局、当クリニックに戻ってきて矯正治療を始めることとなった。その結果、スタートが1年近く遅れた。

でも納得して始めることが大事なので色々調べた上での結果、治療開始することになってよかったと思う。

今日の相談の患者さんが治療を開始することになるかどうかわからないが、とにかくブラックトライアングルについて知ってもらってよかった。

説明無しに治療開始し、結果ブラックトライアングルができて不満を言われてもも、「矯正治療の結果でやむを得ないですね」としか言えないと思う。そうすると、トラブルの元になる

治療前に説明しておけば、それを承知で始めたことだから、トラブルになる可能性は少ないと思う。

起こりそうな問題は治療開始前に十分説明しておく必要がある。

矯正相談

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