昨年6月に顎変形症の手術を受けた27歳の女性が来院にした。
手術後の毎月、術後矯正を続けていた。
半年余りたって歯列や咬合は良好となってきたが口唇の閉鎖や口唇の出具合が少し気になっていた。
通常、顎変形症手術の際、上顎下顎に加えオトガイ形成もよくやってくれる先生だった。
しかし、今ケースでは上下顎のみの離断手術でオトガ形成はなされていなかった。
患者さんに尋ねると術後、半年から1年の間に行われるプレート除去手術の際にオトガイ形成も行われるという話を聞いた。
その手術が1月7日になされ、今日はその術後の経過を診せてもらった。
まだ腫れが残り、口も十分に開かない状態だった。
腫れが引けばオトガイはほどよく後退して、口唇閉鎖も良好と推察できる状態だった。
昨日は矯正治療のみの限界についてブログに書いたが、外科手術を伴えば限界を乗り越えてより良いことができる、と感じた。
治療について