今日の初診は43歳女性、先週メール相談があった患者さんだ。
メール相談の内容は一般歯科で矯正治療を勧められている。どうしたものかと言う内容だった。
矯正治療は期間もお金もやる気もいるので、そのつもりがあるのでしょうか?と言うような回答をしたつもりだった。
そしたらは実際に初診矯正相談にお見えになった。
メール相談で添付されていた写真ように、口元はやや出ていて上顎前突状態、臼歯部には補綴物が多くあった。
確かにやる気さえあれば、その補綴物を壊したり、転位している歯を抜いたり、して上顎前突を改善できる治療法があるかもしれない。
そんなときに、患者さんのやる気(モチベーション)を高めて、それに向かわせて行くことが良いのかもしれない。
しかし、なんだかそんな気になれなかった。
逆に考えれば、現在の当クリニックの患者さんは元々強いモチベーションを持ち合わせていて、相談に来るのだから、その点についてはあまり問題ない。
だからモチベーションを高めて矯正治療を勧めるようなことはしたことがない。
むしろそういうことをするとトラブルの原因になることの心配さえしている。
今日の患者さんがどういう結論を出すのかわからないが、矯正治療やるとすれば、最後までがんばって良い結果をだし満足されることを願っている。