2024/12/02

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2016年6月22日の記事

抜歯か非抜歯かの問題2016/06/22

今日の矯正相談は2件あった。

1件目は7歳女子、下顎前歯叢生が強く、上顎前歯も、叢生が予測された。

さらに、口元は出ていて閉じにくい様子が明らかだった。

それを説明して永久歯での抜歯ケースとして、それまで観察していくこととなった。

もう1件は12歳で全部永久歯になったばかりの状態だった。

下顎に、叢生状態はなく、上顎の両側側切歯が舌側に転位してクロスバイトになっていた。

下顎に、叢生がないのは今まで一般歯科で床矯正で拡大を続けてきたからという。

上顎ももちろん拡大してきたが、叢生が残っているという状態だった。

そして、口元は下唇がやや出ていて、唇が閉じにくかった。

このケースについては今まで拡大できたその延長線上で上顎を非抜歯で排列すれば良いのか、今までと考え方を逆転させ抜歯して並べなおすのかについて説明しなければならなかった。

結果だけを考えると抜歯した方がよさそうだが、今までやってきたことを考えると、そのまま並べてしまうこともあり得るかもしれない。

いずれにしても丁寧な説明と理解に基づき治療方針を決定したければならない。