初診時8歳9カ月の女子で反対咬合が主訴で来院した。
骨格的はやや下顎が前に出ている顔つきをしていた。もちろん機能的な要因もあった。
そのため早い段階でリンがルアーチ、チンキャップで前歯部の反対咬合は改善して後はプレートを装着して永久歯への交換、顎の成長を観察してきた。
永久歯列になり叢生状態がはっきりしてきたため再検査を勧めてが、2年ほど前より都合がつかず来院されなくなった。
中止かと思っていたら、16歳高校生となり来院され、今日、再検査を行うことになった。
今後、分析して診断、治療方針を決めるが、叢生に加えて、顔つきも咬合も上顎前突傾向であることはわかる。
途中観察ができなかった時期もあるが、成長の予測は難しく、一般的なことは言えても個々にはよくわからない。