今日は8歳女子の初診相談を受けた。レントゲン写真を当院では撮影しなかったが、紹介状には上下顎左右の第1小臼歯及び第2小臼歯の8本が先天欠如とあった。さらに、それに相当する乳歯も歯根吸収と記載されていた。
詳しい検査をしてみないと治療方針はたたないが、矯正治療なしでは咬合を確立するのは難しのではないかと推測する。
矯正治療の保険適用は30年くらい前に唇顎口蓋裂から始まり、現在は多くの・・・・症候群と名のつく先天異常が原因の不正咬合は保険適用となっている。
しかし、今日の新患は全身的な先天異常はないようだ。そうなると保険適用されない。
保険適用の線引きをするのは難しいし、医療の問題だけでなく、財政、政治などが絡んできて患者や術者の思うようにならないのは常だが、全身症状がなくても小児の多数歯欠損は保険採用されても良いように思う.