毎日の診療で気付いたこと

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何度も来ていただいて申し訳ない

26歳女性が、急患として来院した。

マルチブラケットによる治療中で左下7のチューブが脱落したという。

先週もその部分のワイヤーが抜けて、急患で来院している。

また今日で申し訳ないと思っている。

なんとか取れないように、抜けないようにしなくてはならないと思って対応しているのに。

抜けないようにはワイヤーを硬いものに交換して対応できたが、チューブについてはボンディングのやり方しか考えられなかった。

それは鋏状咬合になっていて、歯頸部付近に小さなチューブをつけるのがやっとだ。

バンドにしたいがそれでは、とても咬合がうまくいかない。

それで、またボンディングで帰ってもらった。

そしたら1時間も経たないうちに電話があった。また取れてしまったと。

本当に申し訳なく思うが、近くにいるというのできてもらった。

今度は難しいがバンドを入れた。バンドについているチューブの長さを半分以下に削り、なんとか咬合のバランスをとった。

バンド合着も取れにくいセメントで強力につけたつもりだ。

これでしばらくもってくれれば、その鋏状咬合の改善にもつながるというものだ。

難しくてやりにくいところだとはいえ何度も来てもらって本当に申し訳なく思っている。

治療について

 

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