毎日の診療で気付いたこと

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新患の親は元患者

夕方、 10歳の女の子が母親に連れられて、矯正相談に来院された。

そして口腔内写真の撮影し、それを見ながら話し出した。

いつものように「この診療所を通してお知りになったのですか」、というような決まり文句から始まった。

そうしたらその母親から「私がずっと昔この診療所で治療していただきました」という答えが返ってきた。

こちらは予期していなかったので驚いてしまった。

さっそくお名前お聞きスタッフにカルテを探し出してもらった。

その当時から、カルテに顔写真や口腔内写真は貼ってあった。

そこには15歳と書いてり中学生の顔が写っていた、また、カルテ作成日は1999年であった。

カルテを見てみると、一通り抜歯ケースで、マルチブラケットで治療してある。

しかし保定は1年程度で、数回の呼び出した記録でカルテは終わっている。

その昔、大先輩の先生から治療した患者さんが親となりその子供を連れてきて、本物の矯正歯科医になる、と言われたことがある。

このケースが初めてではないが、そんなことが起こり始めていることは確かだ。

1981年(昭和56年)開業だから、現在までに35年ほど経過している。

それなら、このようなことも起こっても不思議ではない。

だが、ただ長いだけなのか、それとも先輩が言うような、本物の矯正歯科診療所になってきたのであろうか?

矯正相談

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