毎日の診療で気付いたこと

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矯正治療は親が先

今日の初診は11歳の男の子だった。

そこに付き添ってきている母親はつい先日、マルチブラケットをはずし保定に入った患者さんだった。

治療の途中でも子供を相談に連れてきたいというような事は聞いていたが 実際に診せてもらうの初めてだった。

母親はかなりの上顎前突で抜歯して治療、まずまずの結果を得ている。

子供を診てみると、アングル分類Ⅱ級2類のような過蓋咬合であった。

だから、一般的には出っ歯には見えない。

しかし、我々は上顎前突として扱って行かれてはならない。

加えて11歳なのに歯の交換状況は8才レベルでまだ乳歯と永臼歯が同じ数だけある。

この時期に、治療すれば非抜歯も可能かとみて説明した。

母親も大人になってから治療でブラックトライアングルを非常に気にしていた。

治療結果はブラックトライアングルはほとんどなく良かったのだが、大人になっての治療の欠点も理解している。

子供にもそのように説明しているようだが、過蓋咬合は主訴として感じにくい。

矯正相談

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