2024/11/20

カテゴリー

2016年9月24日の記事

先天欠如4本2016/09/24

今朝の新患は8歳の女の子、一般歯科医院からの紹介状によると下顎の両側中切歯、左上の第２小臼歯の先天欠如と記されている。

口腔内写真を撮りながら口の中を見ると、 8歳という年齢の割には、歯の交換が進んでいない。

第一大臼歯は出ているものの下顎の両側側切歯が出ているだけだ。

紹介状にはレントゲン写真がついてこなかった、やはりパノラマレントゲン写真が必要と考えて撮影の承諾を得た。

撮影してみると、上記の３歯に加えて左下の第二大臼歯がなかった。

そうなると、合計4本ということになる。

これだけ先天欠如があると永久歯列での排列が必要となってくる。

混合歯列期で何かやることがあるかというと特にあるように思えないので、半年ごとの観察とした。

先天欠如が6本の場合は健康保険の適用となる。

4本では適用にならない。

そうなると6本より先天欠如の程度は軽いが、それがそのまま「よかった」ということにつながるものでもないような気がする。

もし矯正の自費料金が高額なためにやってもらえないとすれば、子供医療で、ほとんど無料に近いような矯正治療が施されたほうが良いのかも知れない。

複雑な気持ちになってしまう。