今日の矯正相談は39歳女性、 1歳児の子供をベビーカーに乗せて相談に来た。
口腔内写真を撮影する時、上下顎左右側の第一小臼歯がなく矯正治療の経験がある事はすぐわかった。
そこで、その話から始まったが、 15歳から18歳ぐらいまで矯正をしていたそうだ。
その後10年くらい保定もしたようだったが装置も壊れて、そのままとなってしまったという。
現在の状態はバイトが深く、下顎前歯に軽度の叢生が現れていた。
具体的な相談は下顎の前方運動で左右の差が出る事や体の歪みが今の咬合と関係あるのではないかを心配していた。
そのことについては検査前でもあり、はっきりとしたことは言えなかったがバイトが深いことは何か悪い影響があるだろうということは伝えておいた。
最近の傾向だが小さな子供を連れた女性の矯正相談や治療が大きくなっている。
小さな子供を育てていて大変だろうが、それ以上に口の中への関心、矯正への相談や治療に目を向けられているのだろう。
かつての矯正治療の感覚と異なるものがある。
そんな大変な時期に矯正治療のことを相談に来る、それくらい矯正治療が重要視されるようになってきたのかとも感ずる。
また、いくら重要視しても、相談に来れる環境がなければ来ないことになる。
それが現実に来院するのだから家庭や社会がきっと良い状態なのだろう。
また前のブログに書いた大人の矯正治療は子供の頃、しっかりと治療がなされていれば少なくなるだろう。というのも、今日の相談から違うのかなと思った。