マルチブラケット治療法1年ほど行っている中学3年生の女の子の妹が矯正相談に来にした。
その子は13歳で静岡こども病院からの紹介状を持ってきた。
その中には口蓋裂という診断名が書かれている。
症状は上顎の叢生と下顎の先天欠如がある。
口蓋裂とはいっても軟口蓋を縫合した痕がわずかにあるだけで、特に口蓋の狭窄も見られず、普通の矯正治療を行えば良いという感じだ。
付き添いの母親の説明もすでに姉が治療中なので特別に変わったことを説明する必要はない。
ただ、一番違っているのが料金体系が健康保険の適用となるので姉妹の料金は全く違う。
妹は自立支援や自治体の子供に対する補助があるのでほとんど費用がかからないと言ってもいいくらいだ。
そうなると料金の問題がないので時期が適切であればすぐ治療を始めることになる。
口の中を見るとほとんど永久歯列なので、次回検査ということになった。
このような状況に接すると保険適用の不合理を感ずる。