2年ほど前に矯正の動的治療を終わって保定観察中の26歳女性がホワイトニング希望で来院した。
シェードガイドで測ってみると、私の評価では2~3の間ぐらいで結構白い。
歯の色は年齢によっても変わってくるが、この年代での歯の色は標準的には3位だろう。
自然な白さとして特に問題なく感じた。
いつものやり方だが、私の評価を患者さんに見せずにメモしておく。
そして、患者さんにシェードガイドと鏡を渡して自分でシェードを調べてもらう。
その結果は患者さんはシェードが5だと言った。
なんでこんなことをするかというと、て自分の歯の色を客観的に評価できるか、心理的な要素が働いているか、そのために行っている。
多くの人は私とほぼ同じシェードの番号を言う。
この患者さんは心理的な要素があるのではないかと疑い、今のあなたの歯の色は標準的か白い方だと説明した。
だからホワイトニングは必要ないのではないかという意味で伝えた。
しかし、もっと白い歯が希望であればホワイトニングも可能で、 2段階ぐらいのアップは期待できる、とも説明した。
結果はやはりホワイトニングを希望し今日はその準備をして、次回からホワイトニングをすることとなった。
あまり白すぎるのも不自然なのではないかと思っているが… 。