2024/11/20

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2017年1月7日の記事

また正常咬合の矯正相談2017/01/07

今日の初診相談は40歳男性、矯正歯科医院からの紹介であった。

矯正歯科医院からの紹介と言うと顎変形症かなと想像しながら口腔内写真を撮っていた。

しかし、写真を撮っていくと、どう見ても口腔内を見る限りは正常咬合だ。

上顎前歯部にわずかな捻転はあるが、それは主訴では無い。

主訴は、口元の突出と口唇閉鎖不全だった。

確かに、下顎はやや後退し、口唇は閉鎖しにくい状態が認められた。

さらに話を進めていくと、その矯正歯科医院から大学病院を紹介されている履歴がある。

そしてその大学病院では小臼歯抜歯により、口元の後退や口唇閉鎖不全の改善は可能という説明だったようだ。

患者さんを外科併用の矯正治療に強い希望はないとみられた。

そうだとすれば小臼歯抜歯による治療も妥当かと考えられた。

多分、外科を選択しても小臼歯抜歯は免れられないだろうから矯正のみでがんばるのもありかなと患者さんが帰った後感じていた。