今日、装置撤去後の26歳女性の保定診断を行った。
保定診断と云っても今までのことを写真を見ながら振り返り、治療結果の評価や満足度などを確かめていくだけだ。
この患者さんは他の矯正歯科医院で、リンガルブラケットによる舌側からの治療、9ヶ月受けていた。
しかし、ほとんど治療が進まないことで心配になり、当クリニックに相談に来た。
当クリニックでは、現在はリンガルブラケットによる舌側からの治療は行っていない。
唇側に目立たないブラケットInvuを使う治療を提案した。
それをつけるにあたっても、そのような形で当クリニックで治療するのであれば、その料金や治療期間も配慮した。
その結果、今日のアンケートでは治療結果には満足してもらい料金は安いと感じ、治療期間は短く感じたと書いてあった。
またInvuとホワイトワイヤーでの治療については目立たなくてよかったという評価だった。
現代の矯正治療において、リンガルブラケットによる舌側からの治療は確立した方法として評価して良いと思う。
しかし、しっかりと仕上げるには難しく熟練の技術を要することも事実であろう。
だから唇側からInvuとホワイトワイヤーでの治療方はそれを補う手段になりうると感じた。
今日は、矯正歯科材料のトミーの営業の方がたずねてきて、舌側からのセルフライゲーションブラケットのクリッピーを見せてもらった。
そして舌側からの治療にもまた少し興味を持った。
治療について