今日来院の小学校6年生の女子は3年ほど前、香川県より近くの町転居し,当クリニックで治療を受けることになった。
患者さんは唇顎口蓋裂で保険適用で混合歯列期の矯正治療をすでに行ってきた。
引き継いだときにはもう積極的な治療する時期ではなく、永久歯への交換を観察してきた。
症状ははけっこう厳しい上顎前突でオーバージェットがとても大きかった。
1年ほど、前再診断をして上顎のみの第一小臼歯抜歯でマルチブラケットを装着して今日まで治療を継続して来た。
今日の時点では、もうオーバージェットはかなり減り、抜歯空隙 もあとわずかのところまで来ている。
4月からの転居は決まっているので残りの期間は1ヶ月半、マルチブラケットがついたまま依頼するか撤去して依頼するか悩んだ。
細かいところまでの仕上げを考えたらもう少し期間が欲しい。
しかしこの状態で依頼したらおそらく、治療期間は次の医院でで1年以上かかるだろう。
それだけではなく、行ったらが検査診断から始めるかもしれないし、ブラケットを全部付け替えるかもしれない。
そんなことを考えると、この状態でも保定装置を入れて送り出したほうが、その先に面倒がないのではないかと考えた。
そこで、残りの1ヶ月半の間に数回来てもらい保定装置の装着まで行って、秋田市の矯正歯科医に送り出そうと考えている。
治療について