毎日の診療で気付いたこと

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口元が出ないように抜歯を選ぶ

今日の新患は8歳の女の子。

症状はやや上顎前突を伴う叢生だった。

すでに2件の矯正専門診療所訪ねた上で当クリニックは3番目ということを聞き出した。

混合歯列期ではあるものの拡大とともに永久歯列での抜歯の話をしておく必要があると思った。

前の2軒の診療所では抜歯の説明は出ていなかったようだ。

そして、治療期間の予測を4~5年と言われて、もっと短期間でできないものかとの希望が当クリニックまで至った理由のようだ。

確かに混合歯列の現在から治療していけばそのくらいの期間にはなるだろう。

しかし、叢生の程度や、口元を見ると、非抜歯では無理があるような気がする。

そうだとすれば、永久歯列で抜歯ケースとして当クリニックでは2年以内を目指しますと説明した。

その話の中で非抜歯と口元の出ることを比べると、母親も子供も抜歯を希望していた。

そこで今は簡単な検査をして、半年から1年間隔で永久歯列まで3~4年待って永久歯列で検査して抜歯で始まる案を説明、理解を示していた。

そして、すぐに検査を望んだが、3軒目の私の意見も参考にもっと調べることをお勧めして、今日は検査をしなかった。

このケースのように何軒も訪ねて治療を受ける矯正歯科医院を選ぶことは良いことだと思う。

お互いに良い協力、信頼関係に基づいて長い期間の矯正治療をトラブルなく成功させたいものだ。

矯正相談

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