毎日の診療で気付いたこと

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手術後初来院の2人

4月と5月に顎変形症の手術を終えた2人が来院した。

そのうちの1人は初めて静岡医療センターで顎変形症の手術をしてもらった患者さんだった。

4月末に準備をして送り出し、 5月1日に手術をして頂いた。

翌日、すぐに電話を入れて、手術の様子をたずねたた。

手術時間は3時間20分、患者さんに持たせてたサージカルプレートも有効に問題なく使われたそうだった。

しかし、その後、特に連絡はなく1ヶ月が過ぎた。

そして今日午前が静岡医療センターの通院の日だったので、午後、当クリニックで見せてもらった。

3月に相模原の東海大学を訪ねた時に手術後1ヶ月程度はサージカルプレートをつけたまま過ごしてもらうというような話を聞いていた。

しかし今までやっていただいたいくつかの病院ではそのようなことは聞いたことがなかった。

今日を診せていただくとサージカルプレートを介してよく咬合しているように見えた。

確かにそのサージカルプレートは当クリニックで初めて作ったものだ。

サージカルプレートは手術時に咬みあわせを決めるときだけ使われてその後は処分されるものと考えていた。

それが1ヶ月以上使われていたという事は、役立って嬉しいこともあるが、それをつけての患者さんの生活は大変だろうと思った。

会話をしてもとても滑舌が良くない、食事もさぞかし不自由ではなかろうかと思った。

初めての手術はとてもうまくいったが、この点については口腔外科とよく相談し、患者さんの不都合が少しでも少ないように配慮していきたい。

また、どうしてもサージカルプレートを長期間使うものならば、それを作る際にさらなる工夫をしたいと考えている。

静岡医療センターに初めてお願いした顎変形症患者が良好な結果で戻ってきたことをたいへん喜び、次に予定している2人のことを考え始めている。
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