新患の1人は29歳女性まったく、本当に主訴は反対咬合だった 。
診るとと反対咬合というよりも切端咬合の感じで、口元が出ている。
口腔内写真を撮るとき、舌の側縁に歯の強い圧痕が見られた。
叢生はほとんどなく、両側臼歯部をはまあまあよく噛んでいた。
それでもこのの場合には、正常咬合だから抜歯したくないとは思わなかった。
まぁ抜歯をすれば、口元の後退は可能で、期待に応えられるだろうとは思った。
しかし、きっと舌癖が難しい要素となってくるだろうなと思って、その辺の説明はしておいた。
当クリニックに来る前に一般歯科で検査し、マウスピース型のもので、治療する計画があったそうだ。
金額を聞くと120万だそうだ。
当クリニックの料金はその半分余りとなる。
もちろん、自由診療だから、患者さんが納得すればいくらでもいいはず、とわかっていても高いなぁと感じた。
それに、あの舌癖を伴う難しいと思われるケースがマウスピース型のもので治るものなのかと疑問を感じた。(舌癖の説明も受けていないという)
最近、大人で矯正治療を受けようと思う患者さんが増えている。
自分に都合の良さそうな情報集めだけでなく、正しい知識を身につけて失敗のない矯正歯科選びをしてもらいたいと思ってる。