毎日の診療で気付いたこと

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手術後の安定

25才女性、顎変形症手術3ヶ月後の患者が来院した。

近頃、術後矯正でマルチブラケットを撤去し、保定になって臼歯部が咬合しなくなる患者さんがいて困っている。

今日の患者さんは実に両側とも良く咬んでいる。

先月にはその部分を咬ませるゴムを中止している。

通常ゴムかけを中止すれば、翌月には舌癖で開咬になってくるものだが、それとは違う。

なにが理由なのかはよく分からないが、その様な状態を見ると安心する。

患者さんにも予定通りに装置撤去できそうですと伝えることができた。

このような開咬を避けるためには舌癖を治す訓練が必要なのかも知れない。

そう思いつつ、そのことに、熱心になれない。

自分が積極的になれないことを紹介しても患者さんがやってくれるわけがない。

なんとか、舌の出ない環境をつくり、その状態を長く保っておくことではないかと思っている。

術後、半年で良い結果となっても、そのままもうしばらく観察した方がよいかもしれない。

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