3年前に8歳で相談に来た女の子が再び相談に来た.
現在11歳で12歳臼歯まで生えていて、全部永久歯にはえ変わっていた。
症状は上顎前突、下顎の叢生、口唇閉鎖不全が認められる。
初診時の説明を思い出せるわけではないが、きっとこのようなことを言っただろう。
今、何かしてもきっと永久歯で抜歯ケースとなる、結局はそこで治療を開始した方が能率的である。
加えて、それまでただか待っているよりも簡単な検査をして定期観察(6ヶ月毎)を勧めたと記録にある。
それから全く連絡がなく、今日突然連絡があり、偶然キャンセルがあった予約枠で再相談となった。
途中経過を見ていても、特に治療したとは思えないので、この結果で良いわけなのだが・・・。
近頃、混合歯列期もある程度やり始めているが、3年前にはほとんど永久歯列を待つような説明となっていたど思う。
この症例ではそれで正解だったと思う。
長期の治療は患者さんの負担が増す。矯正は長い治療であることは分かっているが、それをいかに短期で決着をつけるかも大事なことだと思っている。
そのことで治療費の負担も軽減できると考えている。